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航空遺産継承基金 平成27年6月活動記録

1.資料の寄贈
(1) 6月2日、1928年に設立された東京航空輸送社を調べている山口博史様が来訪され、同氏が執筆した「シリーズ「エア・ガール」東京−下田−清水定期航空路」(5回連載)が掲載された国土交通省清水港湾事務所の広報紙『みなとしみず』などを6月2日に寄贈いただきました。
(2) 6月16日、杉山弘一様から飛燕の写真2枚のデジタルデータを寄贈いただきました。
    
(3) 6月24日、日本航空保険プールからYS−11に関するパーツカタログやオペレーションマニュアル、フライトマニュアル(写真)など計18冊を寄贈いただきました。 
 
   
2.資料の調査・保存・公開 
(1) 6月4日、11日、25日に寄贈された故山崎好雄氏、平木國夫氏の図書・写真などの資料の整理作業を、東京文化財研究所において実施しました。資料には本年発行を予定している戦前の民間航空機に関する書籍『J-BIRD 写真と登録記号で見る戦前の日本民間航空機 満州航空・中華航空などを含む)』に有用となる資料が多数含まれているため、執筆者の藤原洋氏、藤田俊夫氏、柳澤光二氏、河守鎮夫氏にお集まりいただき関連資料を確認するとともに出版に向けた打合せを行ないました。
(2) 6月7日、旧軍機の研究家、中村泰三氏にお会いし飛燕修復について協力を依頼するとともに関連する資料を拝見しました。
(3) 7月28日に東京大学安田講堂で開催されるシンポジウム「日本の旅客機開発とその意義〜引き継がれる未来への夢」のパネルディスカッション「YSからMRJへ〜国産航空への夢と航空文化の醸成」に関連する展示協力について18日、29日に安田講堂にて打ち合わせを行いました。
 
3.写真資料の貸出 
(1) 6月1日、洋泉社が発行する『写真と地図で歩く!軍都東京・占領下の東京』掲載用に1925年に空撮された代々木練兵場の写真など2枚を貸出しました。
(2) 6月12日、中日新聞岐阜支社報道部が終戦70周年に合わせて行う特集「岐阜と戦争」掲載用に木製戦闘機キ106の写真2枚を貸出しました。
(3) 6月30日、岐阜県立高山工業高等学校で製作する木製戦闘機キ106の1/30木製パズルキットの解説書掲載用として同機の写真1枚を同校に貸し出しました。
 
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