一般財団法人日本航空協会
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航空遺産継承基金 平成31年1月活動記録

1.資料の寄贈
 1) 1月11日、小暮達夫様から、帝国飛行協会が所有していた飛行機のうち、「9号機」までの素性を調査した結果をご提供いただきました。一つの機体が廃棄された場合、同一機種の機体が同じ「号」を割り振られていたと思われることが判明しました。

2.資料の調査・保存・公開
1) 1月5日、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館で展示中の陸軍三式戦闘機飛燕のエンジンに関して、排気管取付部のアクリル板を留めるゴムブッシュおよび戦後のナットをポリカーボネート製の透明なワッシャーとナットへの交換を同館ボランティアにより実施していただきました。なお、排気管取付部の奥から、小鳥が営巣用に運び込んだ枯草が数十年ぶりに取り除かれました。排気管取付部の金属板からアクリル板への交換は昨年11月に実施されています。(写真1〜3)
 

 

写真1(小山澄人氏撮影)



写真2(小山澄人氏撮影)



写真3(小山澄人氏撮影)


2)

1月9、16、23、30日に東京文化財研究所にて寄贈資料(郡、山崎、平木、上甲、小森資料)の整理を行いました。『J-Bird 写真と登録記号で見る戦前の民間航空機 満洲航空・中華航空などを含む』の執筆者・藤原、藤田、柳沢、河守、長島、各氏も資料調査を行っています。


3)

1月25日、東京大学駒場Uキャンパス先端科学技術研究センターにおいて、「三米風洞」に対する重要航空遺産の認定証贈呈式を行いました。(写真4)


 

写真4


3.資料の貸出
1) 1月18日、丹青社に航空機の写真174枚を貸し出しました。成田の航空科学博物館のリニューアルに伴うパネル展示に使用される予定です。

2) スリーエム・ジャパン社から、2016年10月〜11月に神戸で展示された際の飛燕の写真をカタログなどに使用したいとの申し込みがあり、許諾しました。マーキングの再現に同社のフイルムが使用されたことによります。

   
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