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航空遺産継承基金 平成28年9月活動記録

1.資料の寄贈
(1) 9月8日、諸星廣夫氏から1939年に世界一周に成功した「ニッポン」号の佐藤信貞通信士が使っていた航法計算盤(右写真)、および戦後に日本航空の職員が使っていたドイツ製の航法計算盤を寄贈いただきました。佐藤通信士の航法計算盤は世界一周飛行の際にも使われたとのことです。
   
  2)7月21日、定方康明氏から群馬県伊勢崎市の実家の屋根裏に「疾風の落下タンク」と祖父や父から聞いている落下式の増設タンクがあるので寄贈したいとの連絡がありました。かかみがはら航空宇宙科学博物館を紹介し9月18日に同博物に寄贈されました。同館で確認の結果、飛燕などの陸軍機でも用いられた木製の統制型落下タンク二型(上写真)ということが分かりました。 
   
   
2.写真資料の貸出 
(1)  愛媛県八幡浜市教育委員会から、同市市民ギャラリーで10月15日〜11月20まで開催する「八幡浜郷土企画展〜二宮忠八生誕150年記念〜大空への挑戦 飛行機の発明と発展」展への資料貸出の依頼がありました。9月28日、ライト飛行機をはじめとする写真11枚、『帝国飛行協会会報第一巻第一号』などの書籍6冊、写真集『それでも私は飛ぶ』の写真をパネル化した資料30枚、昭和5年設立の御国飛行学校の動画1点を貸し出しました。
   
 
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