一般財団法人日本航空協会
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航空遺産継承基金 平成23年10月活動記録

1.寄贈
(1) 日本初の飛行場が所沢に作られてから100周年を記念して作られた映像作品「航空100年〜空の歴史は埼玉・所沢から始まった」を埼玉県から10月4日に寄贈いただきました。
 
 (2) 甲斐正三様に、仙台飛行場長であったご尊父茂吉様が同地にて1937年(昭和12)7月10日に開催された航空ページェントの様子を書き記した備忘録を10月11日にデジタル複写させていただきました。資料には同年4月に東京−ロンドン間の都市連絡飛行の新記録を樹立した「神風」号の飯沼操縦士、塚越機関士に記念のサインをもらったことなども記されています。


2.資料の調査・保存・公開
(1) 小森郁雄氏、郡捷氏が遺した航空に関する資料の整理作業を、東京文化財研究所において10月6日、27日の2日間実施しました。下の写真は郡氏の資料から、国産機初の世界一周をした三菱双発輸送機「ニッポン」号の中尾機長を初めとする乗員のサイン入り写真および飛行航程図。
   


(2) 羽田空港80年 国際空港化1周年記念 空の日イベント「羽田空港80年と空の安全」に協力しました。「1日航空博物館」と題して、羽田旧整備場地区のT101格納庫で国立科学博物館が所蔵する国産輸送機YS−11量産初号機などが10月22日、23日に展示され、日本航空協会もFAI青少年絵画コンテストの入賞作品や航空遺産継承活動など航空協会の紹介パネルを展示しました。
   
以上
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