一般財団法人日本航空協会
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航空遺産継承基金 平成23年8月活動記録

1.寄贈
(1) 戦前から朝日新聞航空部の操縦士として有名であった川崎一氏の甥である川崎正実様を初めとするご親族(川崎譲様、平岩加代様)から、1937年(昭12)に東京〜ロンドン間の都市連絡国際記録を樹立した「神風」号の同型機「朝風」号を描いた絵画および「神風」号の飯沼・塚越両飛行士のサイン入りグラビアなどを8月12日に寄贈いただきました。絵画は「神風」「朝風」号の塗装や全日空(日ペリ航空)のダ・ヴィンチの回転翼をモチーフとしたマークをデザインした二科会の山路真護画伯の油絵です。
   

 (2) 昭和10年大阪飛行研究所に入り、「航空朝日」創刊に際し昭和15年に朝日新聞に転じ、戦後は「科学朝日」「世界の翼」の編集を担当、日本航空協会が発行した「民間航空史話」では編纂に中心的役割を果たした小森郁雄氏のダンボール箱22箱に及ぶ航空に関する資料を、ご子息の小森修二様に8月17日に寄託いただきました。写真資料の中には状態の良くないものも散見されるため、東京文化財研究所の協力を得て整理保存を進める予定です。下の写真は小森氏のアルバムに貼られた戦前の民間航空会社「日本航空株式会社」の遊覧飛行の案内です。


2.資料の調査・保存・公開
(1) 郡捷氏が遺した戦前戦後の日本の民間航空に関する資料の整理作業を、東京文化財研究所において8月は4日、11日の2日間実施しました。また8月18日、25日は小森氏の資料整理を実施しました。小森氏の資料から昭和27年の日本ヘリコプターの業務案内を参考までに掲載します。昭和27年に日ペリ航空のマークとして制定されたダ・ヴィンチの回転翼をモチーフとしたデザインは、当時科学朝日にあった小森郁雄氏のアイデアを山路画伯がモディファイしたとされます。

   
(2) 保存処理およびデジタル化の終了した写真資料をホームページ(http://www.aero.or.jp/isan/isan-gallery.htm)で公開しています。この度、新たに処置の終了した資料147点を8月31日に追加しました。
以上
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