一般財団法人日本航空協会
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航空遺産継承基金 平成23年4月活動記録

1.資料の調査・保存・公開
(1) 先に寄贈を受けた臨時軍用気球研究会の初代会長であり当協会の前身・帝国飛行協会の副会長でもあった長岡外史の「日本航空史」の原稿(全体の一部のみ現存・13枚)は、基金専門委員から高い価値を認められています。しかしながら用紙が酸性紙であり、使用されたインクが没食子インクという紙を腐食させる性質のものであるため長期保存に適さないことが判明しました。長期の安定化のために専門業者に依頼し3月にクリーニングを行った上で破損箇所を補修し脱酸性化処置を行い、処置の終わった原稿のデジタル化を4月に終了しました。
   

【脱酸性化処置を終了した原稿】

【補修箇所、矢印】
(2) 郡捷氏が遺した戦前戦後の日本の民間航空に関する資料の整理作業を、東京文化財研究所において4月6日、14日、21日、28日の4日間、実施しました。資料の写真を参考までに掲載します。

【帝国飛行協会が管理した深川飛行場の絵葉書】

【YS-11完成披露式・公開試験飛行への招待状】
以上
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