一般財団法人日本航空協会
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航空遺産継承基金 平成23年1月活動記録

1.寄贈
(1) 東京帝国大学航空研究所飛行機部員の集合写真を複写したネガを、新谷昌平様から1月19日に寄贈いただきました。集合写真は同研究所で働いていた三津石源一様が保管しているもので、昭和17年1月頃に飛行機部の前で撮影されたと思われます。ペンシルロケットや小惑星探査機「はやぶさ」の目的地となった「イトカワ」で知られる糸川英夫氏の顔も見られます。

(2) 第1次世界大戦で連合国に加わった日本は、戦勝国の一員として敗れたドイツ、オーストリアから戦利品として約50機の航空機を押収しました。日本では押収した当時最新鋭の機材を調査したことが知られています。その結果の一部をまとめた「押収独軍機材説明書」を1月28日に横森周信様から寄贈いただきました。
 

2.その他
(1) 保存処理およびデジタル化の終了した写真資料をホームページで公開しています。この度、新たに処置の終了した資料117点を1月13日に追加しました
(2) 朝鮮人初の操縦士として韓国で著名な安昌男の生涯を紹介するテレビ番組「KBS歴史スペシャル“見よ安昌男が空を飛ぶ-大空に広げた朝鮮独立の夢"」を製作する韓国国営放送KBSの取材に協力し、安操縦士に関係する当時の文献等を紹介しました。安操縦士は1921年から東京の小栗飛行学校で操縦を学び、1922年に出身地・京城を訪問飛行しましたが1930年に飛行機事故で亡くなっています。なお、同番組は1月27日に韓国で放映されました。
 

以上
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