一般財団法人日本航空協会
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航空遺産継承基金 平成20年12月活動記録

1.寄贈資料
(1) 12月5日、小原英一様より「わが国民間航空の現状」と題し、昭和28年12月1日運輸省航空局が作成した29頁からなる資料を寄贈いただきました。航空再開直後の日本の民間航空事業や航空団体など多岐にわたり記述されています。


(2) 12月19日、利渉弘章様が来訪し、1931年に吉原清治氏が試みた太平洋横断飛行に関する写真データ等を寄贈いただきました。利渉様は元・航空自衛隊のテストパイロットで、利渉様の祖父は横断飛行中に遭難した吉原氏を救助した商船「白鳳丸」の航海士で救助時の写真を保管していました。また、利渉様とご一緒に来協された北村ふぢの様は吉原清治氏の親戚にあたり、吉原氏が1930年に日本人初の欧州からの長距離飛行に成功した際に持ち帰った指輪を、現在も大切に保管しているとのことでした。


白鳳丸で撮影された吉原清二氏(前列右から2人目)と乗組員。


根室港で白鳳丸から降ろされて曳航される吉原氏の乗機、ユンカース・ユニオール。


吉原氏が長距離飛行を成功させた際に欧州から持ち帰った指輪。

以上
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