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航空遺産継承基金 平成16年8月活動記録

航空ジャーナリスト野沢正氏の遺された写真および紙資料を主体とする資料群(以下「野沢資料」と称する)の記録作成を開始した。作業を始めるにあたり、8月19日に東京文化財研究所会議室にて航空遺産継承基金専門委員会を開催し、以下のとおり確認した。


1)目的
・野沢氏宅での資料保管(整理)の最終状態を記録する。
・資料の全体量、構成、状態および資料内容の概要を把握する。
・保存環境の改善を図る。
・保存環境の改善が必要な対象物を選択する。

2)作業内容
野沢資料を撮影記録すると共に、フォルダー単位で保管されている資料のリストを作成する。全ての紙焼き写真およびネガ・ポジフィルムは、撮影後中性紙で包み別途保管する。また、図書資料で比較的入手が容易な資料を選択する。詳細は、「野沢資料記録方法」による。


野沢資料の概要

野沢資料がダンボール箱約60箱に保管されている。各箱には管理番号が付与されており、野沢氏宅での収納状態が再現できるようになっている。資料は野沢氏が分類した区分に従いフォルダー毎に整理されている。フォルダー内の資料は写真、ネガおよびポジフィルム、雑誌の切抜き(酸性紙)等が混在しており、保存の状況は良くない。
1)資料の全容 2)箱内の状態
3)機種名が記入されたフォルダー 4)フォルダー内の状態


以上

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2004.10.8設置