一般財団法人日本航空協会
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航空遺産継承基金 令和2年4月5月活動記録

1.資料の調査・保存・公開
 1)

2018年に修復が終了して、現在、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館(空宙博)で展示されている陸軍三式戦闘機「飛燕」の記録書籍の編集制作を進めました。


 2)

当協会HPで公開している『伊藤音次郎日記』(伊藤音次郎氏:1891〜1971)から、スペイン風邪に関する記述について調査しました。調査の結果は、『航空と文化』121号(2020年夏季号)に「『伊藤音次郎日記』にみるスペインかぜ―航空パイオニアのみた100年前 のパンデミック―」として掲載し、WEB版『航空と文化』にも掲載しました。図1の赤線で囲んだ部分は1920(大正9)年1月27日の「感冒予防注射ニ船橋へ行ク 一時帰ル 稲垣氏大ニヨク夕方ヨリ兵頭又少シク悪シクナル」という記述です。(稲垣は、飛行機の設計に活躍した稲垣知足、兵頭は日本最初の女性パイロット・兵頭精のことです。)


図1


   
   
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