一般財団法人日本航空協会
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航空遺産継承基金 平成29年11月活動記録

1. 資料の調査・保存・公開
(1) 11月1日、8日、29日に東京文化財研究所にて寄贈資料(郡、山崎、平木、上甲資料)の整理を行いました。『J-Bird 写真と登録記号で見る戦前の民間航空機 満洲航空・中華航空などを含む』の執筆者・藤原氏、藤田氏、柳沢氏、河守氏も参加し関連資料の調査を行っています。
   
(2)   11月8日、東京文化財研究所において、第2次世界大戦期の航空機塗料見本の調査の集まりがあり、戸高一成氏と田中傑氏に借用した資料などを、川野邊渉氏、片渕須直氏、中村泰三氏らとともに調査しました。
   
(3) 11月12〜18日、かかみがはら航空宇宙科学博物館のワークショップおよび塗装庫を借りて、飛燕の舵面(補助翼、方向舵、昇降舵)の羽布を張り替える作業を長島職員と河守氏が行いました。10月の作業に続く第二段階として新たな羽布を糸を使い縫付けドープという透明塗料を塗る作業を行いました。(写真)
   
   
 (4) 11月20〜22日、東京文化財研究所の城野誠治専門職員(写真家)および苅田職員が、かかみがはら航空宇宙博物館において、飛燕の記録撮影を行いました。(写真)
   
   
(5)   11月24日、東京文化財研究所とともに調査を行ったジェットエンジン部品について国際基督教大学で記者会見が行われ、長島職員が出席し調査結果について説明しました。記者会見の様子は同日のNHK首都圏ニュースで放映されるとともに、日経新聞、読売新聞、東京新聞、朝日新聞でも紹介されました。
   
(6) 11月27日、航空自衛隊入間基地の依頼を受け東京文化財研究所とともに同基地内の修武台記念館に展示されるアンリ・ファルマンの調査を行いました。
   
(7)  11月28日、かかみがはら航空宇宙博物館での飛燕の展示などについて、丹青社の担当者など7名と打合せを行い、合わせて航空史を紹介する動画などについてアドバイスを行いました。
   
2.写真資料の貸出 
(1) 11月2日、(株)文林堂に『世界の傑作機 No.182 ハリケーン』掲載用に同機の写真1枚を貸し出しました。
   
(2) 同日、オーストラリア在住のCollin Owers氏に書籍掲載用としてソッピーズ・クックーの写真を16枚を貸し出しました。
   
(3) 11月16日、賛助員の横川裕一氏に雑誌『航空ファン』掲載用として三菱隼型試作戦闘機など写真6枚を貸し出しました。
 
(4) 11月24日、筑前町立大刀洗平和記念館に展示品説明用として三式艦上戦闘機(下写真)とF.5飛行艇の写真を貸し出しました。
   
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