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航空遺産継承基金 平成27年4月活動記録

1.資料の寄贈
(1) 4月9日、基金専門委員でもある藤原洋様から九七式重爆撃機の取扱説明書(右写真)を寄贈いただきました。
(2) 4月28日、井上智美様から海軍搭乗員であったお父様、梶山治氏が保管していた航空に関する資料を寄贈いただきました。梶山氏は戦後、所属した第六三四海軍航空隊や三重海軍航空隊の記録を書籍にまとめています。
   
2.資料の調査・保存・公開 
(1) 4月1日、門脇和子様から大日本航空株式会社で機関士を務めていたお父様、鈴木正一氏の手帳を借用しデジタル化させていただきました。手帳には横浜−パラオを結ぶ飛行日記や整備記録などが記されています。
(2) 4月2日、9日、16日、23日、30日に寄贈された故山崎好雄氏、平木國夫氏の図書・写真などの資料の整理作業を、東京文化財研究所において実施しました。資料には本年発行を予定している戦前の民間航空機に関する書籍『J−BIRD 写真と登録記号で見る戦前の日本民間航空機(仮題)』に有用となる資料が多数含まれているため、執筆者の藤原洋氏、藤田俊夫氏、柳澤光二氏、河守鎮夫氏にお集まりいただき関連資料を確認するとともに出版に向けた打合せを行ないました。
   
3.写真資料の貸出 
(1) 公益財団法人千葉市みどりの協会が開催する展示会「パネル展〜伊藤飛行機研究所(稲毛)設立100周年に寄せて〜」(2015年5月13日〜2016年3月31日)に、伊藤音次郎のスケッチ帳のデジタルデータを4月28日に貸出しました。
 
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