1.資料の調査・保存・公開 |
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全国各地に展示保管される航空機の悉皆調査の一環として、北海道地区の民間機の調査を、東京文化財研究所と共に9月5日〜7日に行いました。下の写真は苫小牧市で屋外展示される海上保安庁が使用していたビーチクラフトH−18です。
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9月21日、共同通信社の記者が大正時代に撮影された東京の空撮写真の調査のために基金事務局を訪れました。確認の結果、黎明期の民間航空のパイオニア伊藤音次郎が起こした伊藤飛行機研究所が撮影し広く販売したものであることが判明しました。基金事務局にも同時期に伊藤飛行機研究所で撮影した写真があります。下の写真は大正11年に英国のエドワード皇太子が訪日した際の歓迎式典の様子を撮影したもので、本年復元の終わった東京駅舎が写っています。
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9月22日の「空の日」に羽田旧整備場地区のT101格納庫で国立科学博物館の所蔵するYS−11輸送機量産初号機や同機の風洞模型などの展示がありました。基金事務局も同博物館の所蔵資料の展示などに協力しました。
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航空記者として著名であった郡捷氏が遺した戦前戦後の日本の民間航空を主とした資料の整理作業を、東京文化財研究所において9月26日に実施しました。 |
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