一般財団法人 日本航空協会

航空遺産継承基金 ギャラリー 日本陸軍『航空写真帖』昭和8年5月

208/406枚目  画像ファイル名:Ka-089_p081-3.jpg

【オリジナルキャプション】
仏国航空団長「フォール」大佐
大正八年二月ヨリ所沢、各務ヶ原、下志津並ニ三方ヶ原、新居ニ於テハ各種高速度飛行機操縦術航空写真航空通信術修理作業空中射撃爆弾投下気球操法等ノ練習ヲ開始シ同年九月是ヲ終了セリ


甲式三型(ニューポール24)の前に立つフォール大佐。
日本陸軍は、欧米に比して貧弱な航空戦力の強化のため、最新の外国機輸入と、それを扱う人材育成を推進した。フランス陸軍は大正七(1918)年、日本陸軍に教育団を派遣し、飛行機を輸出した。日本陸軍は臨時航空術練習委員を発足させ、翌大正八(1919)年より、各務原、下志津、浜名湖、三方ヶ原、東京砲兵工廠、所沢、熱田といった各地の軍用飛行場、工場に分かれて教育を受けた。
航空遺産継承基金では、この写真のトリミング前の全身写真を保存している。
参考
クリスチャン・ポラック、鈴木真二、2019、「フランス航空教育団が日本に与えた影響」Web版航空と文化、日本航空協会 (https://www.aero.or.jp/web-koku-to-bunka/2019-02/2019-02.htm)



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