航空遺産継承基金 ギャラリー 日本陸軍『航空写真帖』昭和8年5月 |
60/406枚目 画像ファイル名:Ka-089_p031-6.jpg 【オリジナルキャプション】 飛行準備ヲ終リシ光景 「パルセバール」式飛行気球ノ制式ハ一九〇六年独国「パルセバール」少佐ノ創製ニ係リ同国「ゲッチンゲン」大学「プランドル」教授ノ気流ニ関スル研究ト同国「ビツターフエルド」航空機会社「キーファー」技師ノ構造ニ関スル研究努力トニヨリ製作完成ス 本機ハ製作番号第十三号ナリ パルセバール(パルセバルとも)飛行船は、1911(明治44)年に臨時軍用気球研究会がドイツに発注した飛行船。1913(大正2)年青山練兵場への飛行の途中、青山葬場に不時着。船体の一部を破損し、所沢の格納庫で大修理を行う。この機会にエンベロープとゴンドラを再設計し新調した。 作業は益田陸軍工兵少佐監督、岩本周平技師が主務で進めた。パルセバルと比較し、全長が伸び整った流線形にしたことで、同発動で速力、上昇力は向上。改修後の1915(大正4)年より雄飛号となる。 |
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