一般財団法人 日本航空協会

航空遺産継承基金 ギャラリー 日本陸軍『航空写真帖』昭和8年5月

58/406枚目  画像ファイル名:Ka-089_p031-4.jpg

【オリジナルキャプション】
「パルセバール」気球 其二
大正元年八月三十日所沢ニテ膨張ヲ終ル
主要諸元
型式 軟式
全長 七六粁六七
全幅 一六米〇〇
全高 二五米五〇
全容積 八八〇〇立方米
全重量 七一五〇瓩
乗員 四―一二名
発動機 マイバッハ式一五〇馬カ二基
航続時間 二〇時間


パルセバール(パルセバルとも)飛行船は、1911(明治44)年に臨時軍用気球研究会がドイツに発注した飛行船。1913(大正2)年青山練兵場への飛行の途中、青山葬場に不時着。船体の一部を破損し、所沢の格納庫で大修理を行う。この機会にエンベロープとゴンドラを再設計し新調した。
作業は益田陸軍工兵少佐監督、岩本周平技師が主務で進めた。パルセバルと比較し、全長が伸び整った流線形にしたことで、同発動で速力、上昇力は向上。改修後の1915(大正4)年より雄飛号となる。



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