航空遺産継承基金 ギャラリー 日本陸軍『航空写真帖』昭和8年5月 |
57/406枚目 画像ファイル名:Ka-089_p031-3.jpg 【オリジナルキャプション】 パルセバール式飛行気球 其一 臨時軍用気球研究会長長岡中将ハ明治四十四年六月欧州ニ於ケル優良気球中ヨリ独国「パルセバール」式ヲ選定シ代理店東京市明石町「ラスペ」商会ヲ経テ購入ス 其製作ヲ監督シ操法ヲ修得ノ為メ石本工兵大尉(祥吉)外三名ヲ独乙二派遣ス 明治四十五年六月現品所沢二到着ス 写真ハ受領検査ノ光景ナリ パルセバール(パルセバルとも)飛行船は、1911(明治44)年に臨時軍用気球研究会がドイツに発注した飛行船。1913(大正2)年青山練兵場への飛行の途中、青山葬場に不時着。船体の一部を破損し、所沢の格納庫で大修理を行う。この機会にエンベロープとゴンドラを再設計し新調した。 作業は益田陸軍工兵少佐監督、岩本周平技師が主務で進めた。パルセバルと比較し、全長が伸び整った流線形にしたことで、同発動で速力、上昇力は向上。改修後の1915(大正4)年より雄飛号となる。 |
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