News Release
 TOP>航空遺産継承基金>今月の1枚
English 新着情報 概要 文化事業 航空遺産 航空スポーツ 全地航 発着調整 航空クラブ 貸会議室
 

活動記録 航空の歴史を後世に残そう 設立趣意書 規定 賛助員申し込み用紙(Excel版)or(PDF版
展示会 写真集 重要航空遺産 ギャラリー アーカイブ 利用の手引き
特別顧問 専門委員 事務局 今月の1枚

 

2020年7月 航空遺産写真 今月の1枚

高橋正夫コレクション「デ・ハビランド・カナダ DHC-2 ビーバー 輸送機」

航空遺産継承基金事務局で所有している航空写真を毎月1枚ピックアップしてご紹介します。

 



 「デ・ハビランド・カナダ DHC-2ビーバー 輸送機」はデ・ハビランド・カナダ社が設計した傑作機の1機で1947年8月に初飛行を行いました。機体は寒冷地でも使用できるよう耐久性を重視した設計で尾輪式固定脚の陸上仕様、写真のような双フロートの水上仕様、タイヤの代わりにスキー板を履かせた雪上仕様を必要に応じて変更が可能でした。日本では1953年から8機導入、各航空会社などで運用されました。写真の機体(JA3111)は1957年9月4日に文部省(南極観測推進本部)が登録した機体で「昭和」号と愛称がつけられ南極観測隊で使用されました。写真は登録と同時期1957年頃の撮影と思われます。「昭和」号は観測隊の家族からの手紙や新鮮食料を昭和基地へ輸送したり、第一次越冬隊員、犬を基地から南極観測船「宗谷」に収容したり、基地への第二次越冬隊の空輸の際に活躍しました。映画「南極物語」にも同型機が登場します。なお機体名の「ビーバー」は齧歯類(げっしるい)の「ビーバー」です。暑い時期ですので涼しい写真をご紹介しました。

 

この写真は高橋正夫氏の写真アルバムからの1枚です
コレクションNo.5に 収録されています)。

次の月へ

今月の1枚アーカイブへ

航空遺産ギャラリーへ
一般財団法人 日本航空協会
航空遺産継承基金事務局

 

▲このページのトップへ

日本航空協会のホームへ

2020.07.31から設置