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2021年4月 航空遺産写真 今月の1枚

東京航空輸送社 愛知AB-1型とエアガール

航空遺産継承基金事務局で所有している航空写真を毎月1枚ピックアップしてご紹介します。

 




 東京航空輸送社は「愛知AB-1型」を使用した東京―下田―清水間の定期飛行を1931年に開始し、4月1日に初飛行が行われました(東京―清水間の運賃は当時の巡査の初任給と同じ25円、東京―下田間、下田―清水間はそれぞれ15円でした)。羽田飛行場を9時に離陸し、三保飛行場へは正午に到着、その際に撮影された写真です。写真左から金丸飛行士、駒本機関士、小泉又次郎 逓信大臣(小泉純一郎元首相の祖父)、大臣の令嬢 小泉芳江(小泉純一郎元首相の母)、背後に小さく「エアガール」の山本英子が写っています(下写真 クローズアップ)。アルバムには山本英子の名も書かれていることから(下写真赤丸)、日本では初めて導入され、この日が初乗務となる「エアガール」への注目度の高さを感じ取ることができます(今年は日本の客室乗務員誕生90周年なのです)。
 なお、 当協会では4月21日に戦後のエアガールのことなどをノンフィクション作家・中丸美繪氏に語っていただく定例講演会「エアガール・スチュワーデス・キャビンアテンダント 〜私たちの時代」を開催いたしますのでぜひご参加ください。今から90年前の4月1日に撮影された写真であることから「今月の1枚」とさせていただきました。




この写真は藤田コレクションの写真アルバムからの1枚です。

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2021.04.01から設置