平成16年度「空の日」航空関係者表彰
平成16年度、表彰の栄誉を受けられた方々は以下の皆さまです。おめでとうございます。
平成16(2004)年度、財団法人 日本航空協会の航空関係者表彰式が、9月21日東京都港区新橋の航空会館で行われました。
航空亀齢賞
長年に亙り航空の発展に尽力され、且つ数え年90歳に達した方にご長寿を祝福して贈る賞です。
高坂 憲三 氏
元運輸省航空保安部大阪飛行場長 元朝日ヘリコプター(株)常務。
戦後の航空保安施設の管理や航空機技術公式調査団の欧米派遣等で民間航空再開に貢献した他、わが国ヘリ事業の発展にも寄与されました。
柳澤 三郎 氏
元慶応義塾大学教授
永きにわたり空港周辺の大気汚染問題に取り組み、空港環境対策の推進や航空環境保全を通じ、航空界の発展に貢献されました。
本田 登喜彦 氏
元日本航空(株)空港保安室長、元日本空港動力(株)社長。
航空会社にあって空港安全検査体制の強化等に尽力されたほか、空港における安価な航空機用動力の供給設備の開発等を通じ航空界に貢献されました。
航空功績賞
航空に関する文化、科学技術および事業などの発展に著しく寄与した方またはグループに贈る賞です。
大慈彌 省三 氏
元石川島播磨重工業㈱副社長
我が国独自のジェットエンジン生産技術基盤の確立及び国際共同開発V2500エンジンプロジェクトで日本側の枢要な役割を果たされました。
髙井 岩男 氏
元住友精密工業(株)社長
航空機用空調装置の機能向上・軽量・小型化に貢献したほか、脚メーカーとして国際的認知を獲得するなど、航空機器の性能向上に貢献されました。
横森 周信 氏
航空史家、航空ジャーナリスト、医学博士
独自の視点で編纂した精緻な「年表世界航空史」3巻のほか、数多くの著作や航空関連記事の寄稿を通じて、航空思想の普及に貢献されました。
航空特別賞
上記各賞とは別に、社会的に航空の発展、思想の普及啓蒙に特に顕著な貢献をされた方又はグループに贈る賞です。
堀 達也 氏
元北海道知事、元全国地域航空システム推進協議会会長
全国地域航空システム推進協議会会長として、小型航空機の混雑空港への乗り入れや、北海道内を始めとする地域航空網の形成に尽力されました。
内藤 晃 氏
元日本大学理工学部航空宇宙工学科専任講師
永く人力ヘリコプターを研究、平成5年には世界初の安定浮上に成功、以来何回かの試験飛行で獲得の滞空時間記録は未だ破られていません。
(2004.8.10現在)
航空スポーツ賞
航空スポーツのFAI世界記録の樹立またはFAI世界選手権者となった個人またはグループに贈る賞です。
檀上 彰宏(だんじょう あきひろ)氏・
石井 満(いしい みつる)氏
平成15年10月28日、東京都葛飾区総合スポーツセンターにおいて、室内模型グライダー機で滞空時間60.4秒の世界記録を樹立されました。
本年度は、航空文化賞の該当者はありませんでした。