平成22年度「空の日」航空関係者表彰
平成22年度、表彰の栄誉を受けられた方々は以下の皆さまです。おめでとうございます。
平成22(2010)年度、財団法人日本航空協会の航空関係者表彰式が、9月21日東京都港区新橋の航空会館で行われました。
航空亀齢賞
長年にわたり航空の発展に尽力され、かつ数え年90歳になられた方に長寿を祝福する賞です。
小倉 弘雄 氏
元朝日エンジニアリング(株)代表取締役社長
電力会社の送電線建設工事、特に延線作業(鉄塔間に電線を渡す作業)に関して延線機を開発し、より安全で効率的な作業の実現に貢献した。
斉藤 一郎 氏
元航空自衛隊航空医学実験隊長(空将)
航空身体検査基準のあり方について、コンピューターによるパイロットの航空衛生管理システムを設計するなど、航空宇宙医学の発展に貢献した。
航空功績賞
航空に関する文化、科学技術および事業等の発展に著しく寄与された方やグループに贈る賞です。
内村 信行 氏
元運輸省事務次官、元三愛石油(株)代表取締役社長
運輸行政の各分野において多大な業績を残すとともに、航空交通管制の整備や空港給油事業の発展と当協会における公益事業の推進に貢献した。
笠松 佐七 氏
元全日本空輸(株)常務取締役
運航部門においてB737型機やB747型機B767型機を円滑に導入するとともに自社訓練体制の構築に尽力するなど安全運航の確立に貢献した。
前沢 淳一 氏
元三菱重工業(株)取締役副社長
民間航空機事業においてボーイング社との協議を主導するとともに、防衛庁支援戦闘機やH-ⅡAロケットの開発にも高い指導力で貢献した。
松木 正勝 氏
元航空宇宙技術研究所 科学研究官、日本工業大学 名誉教授
垂直離着陸用軽量ジェットエンジンと航空機用ファンジェットエンジンの研究や開発に携わり、わが国の航空機エンジン産業の発展に貢献した。
航空特別賞
社会的に航空の発展、思想の普及啓発に特に顕著な貢献をした方、またはグループに贈る賞です。
特定非営利活動法人
救急ヘリ病院ネットワーク
(理事長 國松 孝次 氏)
ヘリコプターを使用した救急医療活動における先進事例の調査と救命効果の研究に長年取り組み、広く社会への啓発活動に努めて救命率の向上に貢献した。
空の夢賞
航空・宇宙に対する夢や希望を与え、または明るい話題を提供するなどの貢献をした方、またはグループに贈る賞です。
若田 光一 氏
アメリカ航空宇宙局より日本人初のミッションスペシャリストに認定され、3度の宇宙飛行を完遂し、人びとに宇宙に対する大きな夢と希望を与えた。
航空スポーツ賞
航空スポーツのFAI世界記録を樹立、又は、同世界選手権者となった個人又はグループに贈る賞です
檀上 彰宏 氏
模型航空機による滞空時間世界記録を2件樹立(平成21年7月、10月)
F1Mフリーフライト室内模型初心者クラス(天井高8m以上15m未満) 19分39秒
F1Mフリーフライト室内模型初心者クラス(天井高15m以上30m未満) 21分1秒
石井 満 氏
模型航空機による滞空時間世界記録を樹立(平成21年10月)
F1Nフリーフライト室内ハンドランチグライダー(天井高15m以上30m未満)1分32.2秒
なお、本年度は、航空文化賞の該当者はありませんでした。