表彰

令和6年度「空の日」日本航空協会表彰のご案内

令和6年度、表彰の栄誉を受けられた方々は以下の皆さまです。おめでとうございます。

航空亀齢賞

長年にわたり航空宇宙の発展に尽力され、かつ数え年90歳になられた方に長寿を祝福する賞です。

五十嵐 修いがらし おさむ

元日本航空株式会社 専務取締役

公共交通機関としての使命遂行のために様々なビジネスモデルを構築し、航空業界の発展に寄与するとともに我が国と台湾の交流促進にも貢献されました。

大慈彌 省三おおじみ しょうぞう

元株式会社IHI 代表取締役副社長

我が国独自のジェットエンジンの生産技術基盤を確立し、国際共同開発プロジェクトでは、日本側の枢要な役割を果たすなど、我が国の航空機エンジン産業の発展に多大な貢献をされました。

阪部 寛さかべ ひろし

元全日本空輸株式会社 代表取締役副社長

長きにわたり空の安全を担い、シミュレーターの有効活用による乗員の訓練審査体制の効率化を推進し、後進の育成に尽力されるなど航空界の安全向上に多大な貢献をされました。

航空功績賞

航空宇宙に関する文化、科学技術および事業等の発展に著しく寄与された方やグループに贈る賞です。

伊藤 博行いとう ひろゆき

元全日本空輸株式会社 代表取締役副社長

長年にわたりエアラインの整備部門の品質向上と安全を最優先する企業文化の醸成に尽力されるとともに、様々な施策を通して航空業界全体の発展に多大な貢献をされました。

航空特別賞

航空宇宙に関する技術向上、思想普及、人命救助、旅客の安全確保等、社会的に顕著な貢献をした方またはグループに贈る賞です。

北陸名鉄開発株式会社 
能登空港事業部

令和6年能登半島地震において、運航再開に向けた準備を進める一方で、自らも被災者でありな がら、空港利用者や地域からの避難者への人道的支援を関係機関と連携して行うなど、業務の領域を超えて尽力され、被災地の復旧と復興に多大な貢献をされました。

JAXA
H3プロジェクトチーム

H3ロケット試験機初号機の打上げについて、不具合の原因究明を慎重かつ迅速に進めるとともに、適切な対策を講じることで1年以内という短期間でH3ロケット試験機2号機の打上げを見事に成功させました。

空の夢賞

航空宇宙に対する夢や希望を与え、または明るい話題を提供するなどユニークな貢献をした方またはグループに、航空宇宙諸般の進歩発展に寄与するチャレンジを応援する意味合いを含めて贈る賞です。

JAXA 宇宙科学研究所
SLIMプロジェクトチーム

小型月着陸実証機SLIMによる月面着陸に成功し、さらには世界初のピンポイント着陸および完全自律ロボット探査および複数ロボットによる同時月面探査も達成するとともに、月の夜を幾度も超えたことは航空宇宙に対する夢や希望を広く社会に与えました。今後の月惑星探査ミッションへの応援を兼ねて贈呈いたします。

なお、本年度は航空文化賞、航空スポーツ賞の該当者はありません。

国際航空連盟(FAI)賞伝達

国際航空連盟(FAI)は、航空スポーツの発展を目的に1905年に設立されたスイスに本部を置く国際組織で、世界選手権や世界記録の公認および航空スポーツの分野で功績のあった個人、団体の表彰などを行っています。日本航空協会は、日本唯一のFAI正会員として日本選手権の開催や日本記録の公認、世界選手権への日本選手団派遣、航空スポーツ功労者のFAIへの表彰推薦などを行っています。

ポール ティサンディエ ディプロマ(Paul Tissandier Diploma)

FAIの事務局長を務めたポール・ ティサンディエ氏に因んで制定された賞で、航空一般、特に航空スポーツ発展のために献身的努力を傾注し、団体組織等で指導的役割を果たし、その業績が顕著である個人に授与される賞です。

中森 良輝なかもり よしてる

   (FAI申請中)

NPO法人日本マイクロライト航空連盟の発足から25年間に渡り副理事長、理事長の要職を務め、組織作りをはじめ、競技会開催など現在の連盟の礎を築く多大な功績を残されました。
現在も顧問として連盟運営に尽力すると共に、飛行指導や安全講習会講師を務めるなど、日本マイクロライト航空の普及振興に貢献されました。

FAI エア スポーツ メダル (FAI Air Sports Medal)

航空スポーツに関連した委員会業務、競技会運営、若年層の教育訓練等に顕著な功績や貢献があった個人又は団体に贈られる賞です。

菅原 博治すがわら ひろじ

1997年より北海道バルーンフェスティバルや上士幌ウインターバルーンミーティングの開催を主導するなど、北海道における熱気球活動にご尽力されました。
1988年よりインストラクターとして学生など若年層パイロットの育成や、オブザーバーとして競技会に尽力するなど、熱気球の普及振興に貢献されました。

林 和成はやし かずなり

1989年より旭川航空協会や北海道滑空協会の副会長、会長の要職を務められました。
道内のグライダー団体を統括する北海道滑空協会の発足とその運営を主導するなど、北海道におけるグライダー活動にご尽力されました。
1971年より教官として後進の育成や、1987年より耐空検査員として道内の機体安全の維持にご尽力するなど、グライダーの普及振興に貢献をされました。

滝野 浩たきの ひろし

2013年より白老フライングや北海道ウルトラライト航空連盟、日本マイクロライト航空連盟の要職を務められました。
特に北海道マイクロライト航空連盟会長として組織運営、操縦技術向上や安全啓発を主導するなど、北海道におけるマイクロライト活動に尽力されました。
また、後進の育成や安全講習会講師としても尽力するなど、マイクロライトの普及振興に貢献をされました。

青少年航空宇宙絵画国際コンテスト日本航空協会会長賞

青少年航空宇宙絵画国際コンテストにおいて、最も優れた成績を収めた方に贈る賞です。

鈴木 湖都 すずき こと

2024青少年航空宇宙絵画国際コンテストにおいて、最も優れた成績を収められました.

青少年航空宇宙絵画国際コンテスト受賞作品はこちら

FAIヤング アーティスト コンテスト賞 (FAI YOUNG ARTISTS CONTEST)

勅使川原 怜てしがわら れい

FAIヤング・アーティスト・コンテストにおいて「10~13歳 のクラス」1位を受賞し、優秀な成績を収められました。

FAIヤング・アーティスト・コンテストの受賞作品についてはこちら

西澤 周香にしざわ まどか

FAIヤング・アーティスト・コンテストにおいて「14~17歳 のクラス」2位を受賞し、優秀な成績を収められました。

FAIヤング・アーティスト・コンテストの受賞作品についてはこちら