表彰

令和5年度「空の日」日本航空協会表彰のご案内

令和5年度、表彰の栄誉を受けられた方々は以下の皆さまです。おめでとうございます。

航空亀齢賞

長年にわたり航空宇宙の発展に尽力され、かつ数え年90歳になられた方に長寿を祝福する賞です。

石川 達いしかわ とおる

元株式会社IHI専務取締役

航空エンジンの国産化率の向上に尽力し、その技術開発力の強化および高度化を推進し、わが国民間航空機産業の振興に多大な貢献をされました。

佐藤 一郎さとう いちろう

元特定非営利活動法人関宿滑空場会長

長年にわたり学生航空連盟の教官として後進の指導と安全管理、滑空機設計・製作そしてその耐空検査、関宿滑空場の運営において多大な貢献をされました。

野村 吉三郎のむら きちさぶろう

元全日本空輸株式会社代表取締役会長

わが国の航空宇宙界において、全日本空輸の経営者、定期航空協会と日本航空協会それぞれの会長として、わが国経済界において経済同友会の役員、企業の社外監査役として、多大な貢献をされました。

航空功績賞

航空宇宙に関する文化、科学技術および事業等の発展に著しく寄与された方やグループに贈る賞です。

竹村 滋幸たけむら しげゆき

元ANAホールディングス株式会社取締役副社長執行役員

わが国でのLCCの発展、全日本空輸とANAホールディングスの経営、そして航空事業を通じた地域活性化において、わが国の航空宇宙界の発展に著しい貢献をされました。

萩尾 裕康はぎお ひろやす

元日本航空株式会社常務取締役

日本航空で安全運航を中心に据えた見地で経営に参画する取締役運航本部長として、日本航空機操縦士協会会長、日本航空協会副会長として、わが国の航空宇宙界の発展に著しい貢献をされました。

山下 友信やました とものぶ

東京大学名誉教授          

航空運送法に関する立法の発展、航空運送法に関する理論の発展、保険と航空法に関する理論の発展において、わが国航空宇宙界の発展に著しい貢献をされました。

空の夢賞

航空宇宙に対する夢や希望を与え、または明るい話題を提供するなどユニークな貢献をしたとして日本航空協会表彰に値する者またはグループに、航空宇宙諸般の進歩発展に寄与するチャレンジを応援する意味合いを含めて贈る賞です。

ispace

 

民間宇宙スタートアップ企業として月面着陸のミッションに挑戦し、自ら開発したランダーを月周回軌道に投入することに成功し、航空宇宙に対する夢や希望を広く社会に与えました。功績をたたえ、続く月面探査ミッションの成功を祈念して表彰いたします。

 

 

 

NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」制作チーム

航空宇宙に対する夢や希望を広く社会に与える作品を制作し、テレビドラマの媒体で放映し、 航空宇宙諸般の進歩発展にユニークな貢献をされました。

JAXA航空技術部門航空安全イノベーションハブ気象影響防御技術チーム

晴天乱気流を検知し、風速分布を詳細に推定する航空機搭載型ドップラーライダーの開発に成功されました。功績をたたえ、航空機を予見自動制御する機体動揺低減技術の開発の成功を祈念して表彰いたします。

航空スポーツ賞

航空スポーツのFAI世界記録を樹立、または、同世界選手権者となった個人、グループに贈る賞です。

伊藤 寛規いとう ひろき

2023年 模型航空機ラジオコントロールヘリコプター(F3C)世界選手権で個人優勝

2023年 模型航空世界選手権ラジオコントロールヘリコプター(F3C)日本代表チーム

団長兼 選手:澤村 寧一(さわむら やすいち)/選手:磯 匡敏(いそ まさとし)/選手:鬼澤 一史(おにざわ かずひと/選手:岩田 愛佳(いわた あいか)

2023年模型航空機ラジオコントロールヘリコプター(F3C)世界選手権で団体優勝

なお、本年度は航空文化賞、航空特別賞の該当者はありません。

国際航空連盟(FAI)賞伝達

国際航空連盟(FAI)は、航空スポーツの発展を目的に1905年に設立されたスイスに本部を置く国際組織で、世界選手権や世界記録の公認および航空スポーツの分野で功績のあった個人、団体の表彰などを行っています。日本航空協会は、日本唯一のFAI正会員として日本選手権の開催や日本記録の公認、世界選手権への日本選手団派遣、航空スポーツ功労者のFAIへの表彰推薦などを行っています。

ポール ティサンディエ ディプロマ(Paul Tissandier Diploma)

FAIの事務局長を務めたポール・ ティサンディエ氏に因んで制定された賞で、航空一般、特に航空スポーツ発展のために献身的努力を傾注し、団体組織等で指導的役割を果たし、その業績が顕著である個人に授与される賞です。

廣田 和弘ひろた かずひろ

1999年から一般社団法人日本気球連盟の安全委員会委員および理事の要職を務められました。特に安全委員会委員長としてパイロットやインストラクター制度などを国際基準と同等以上とする改定や、イグザミナー会議および指導者講習会を開催して安全対策活動を主導するなど、わが国における気球飛行の普及振興に貢献されました。また、長年にわたりインストラクターおよびイグザミナーとして後進育成にも努められました。

鈴木 康一すずき こういち

1996年から東京理科大学体育局航空部 部長および公益社団法人日本滑空協会理事の要職を務められました。特に指定航空従事者養成施設の技能審査員ならびに管理者として体制構築と健全な運営を主導し、これまでに多くの上級滑空機の自家用操縦士を誕生させるなど、わが国における滑空スポーツの普及振興に貢献されました。また、長年にわたり教官および監督として後進育成にも努められました。

廣瀬 春信ひろせ はるのぶ

1999年からFAI国際模型航空委員会 日本代表委員および日本模型航空連盟 理事長の要職を務められました。特に長年にわたり国内外の競技会において審査員や陪審員を務められ、また、2015年無人航空機に関する航空法改正においては規制緩和につながる活動を模型航空愛好者を代表して主導するなど、わが国における模型航空スポーツの普及振興に貢献されました。

CIAMレジェンドメダル (FAI Legend Medal)

過去にFAI模型航空世界チャンピオンのタイトルを3回以上獲得した個人に授与される賞です。

橋本 学はしもと まなぶ

F3Cラジオコントロールヘリコプターの世界チャンピオンのタイトルを3回以上獲得

(獲得年:1997年、1999年、2003年)

伊藤 寛規いとう ひろき

F3Cラジオコントロールヘリコプターの世界チャンピオンのタイトルを3回以上獲得

(獲得年:2005年、2007年、2009年、2011年、2015年、2019年)

 

FAI エア スポーツ メダル (FAI Air Sports Medal)

航空スポーツに関連した委員会業務、競技会運営、若年層の教育訓練等に顕著な功績や貢献があった個人又は団体に贈られる賞です。

内藤 邦裕ないとう くにひろ

1993年より国内で開催された以下の国際競技会等において気象チームのチーフを務め、大会運営ならびに気象チームの人材育成に尽力するなど、熱気球の普及振興に貢献されました。

1993年 ハンググライディング女子世界選手権
    (山形県南陽市)
1995年 パラグライダー世界選手権(福岡県北九州市)
2003年 パラグライダーワールドカップ(茨城県)
2005年 茂木熱気球インターナショナルチャンピオンシップ
    (栃木県茂木町)
2006年 栃木熱気球世界選手権(栃木県)
2007年 パラグライダーワールドカップ(茨城県)
2007年 栃木熱気球インターナショナル チャンピオンシップ
~2014年(栃木県)
2015年 熱気球世界選手権プレ大会(佐賀県)
2016年 熱気球世界選手権(佐賀県)
2007年 熱気球ホンダグランプリ
~現在

木村 義彦きむら よしひこ

1998年より公益社団法人宮城県航空協会 理事や理事長を務められました。特に公益社団法人宮城県航空協会の円滑で健全な財政運営を指導すると共に、記録飛行(高高度・長距離飛行)の環境整備に尽力し、角田滑空場を日本有数のウェーブ飛行拠点に育てあげるなどわが国における滑空スポーツの普及振興に貢献されました。また、1971年より航空部監督や指導員として後進の育成にも貢献されました。

 

青少年航空宇宙絵画国際コンテスト日本航空協会会長賞

青少年航空宇宙絵画国際コンテストにおいて、最も優れた成績を収めた方に贈る賞です。

茶谷 百ちゃたに もも

2023青少年航空宇宙絵画国際コンテストにおいて、最も優れた成績を収められました。

FAI ヤング アーティスト コンテスト賞 (FAI Young Artists Contest)

永原 誠治ながはら せいじ

FAI ヤング アーティスト コンテストにおいて「年長(14~17歳)の部」1位を受賞し、優秀な成績を収められました。