「宇宙旅行」時代の到来は間近い

はじめに

サラ・ブライトマンさん<br>大阪世界陸上でのセレモニーで<br>出典:Eckhard Pecher氏

サラ・ブライトマンさん
大阪世界陸上でのセレモニーで
出典:Eckhard Pecher氏

 昨年10月に、TV、新聞紙上で、英国の著名なソプラノ歌手サラ・ブライトマンさんがロシアの宇宙船ソユーズで国際宇宙ステーション(ISS)に赴き、その歌声を宇宙から地球に届けるというニュースが紹介され話題となった。かつては、軍人上がりの宇宙飛行士の殆ど独壇場であった宇宙も、今や民間人、それも様々な職業、背景を持つ人々が訪れる場所となって来ている。また、一部の大富豪ばかりでなく、一般人にも手の届く場所となりつつある。
 かつては夢物語であった一般人による「宇宙旅行」が、俄然現実味を帯び始めたのは、2004年10月4日にアメリカのスペースシップ・ワンが連続2回の弾道宇宙飛行を成功させ「アンサリ Xプライズ」を獲得してからのことである。以来、アメリカでは議会が動き、安全性とリスクを勘案しつつ、商業宇宙旅行を産業化し育成することを念頭に置いた世界で初めての法規整備を行った。制定された法規は、サブオービタル(弾道)飛行による一般向けの宇宙旅行が2008年にも開始されることを想定したものであったが、サブオービタル飛行といえども、実際の開発には予想以上の技術的困難さと年月を要し、未だ実現には至っていない。しかし、今まさに機は熟しつつあり、早ければ本年2013年中にも実現される可能性がある。
 以下に、宇宙旅行の魅力、宇宙旅行に関するこれまでの歴史、将来の宇宙旅行のメニュー、アメリカでの法規整備などについて、述べて見ることにしよう。

1.宇宙旅行とは

 かつて、半世紀前、1961年に、人類史上初の宇宙飛行を行ったユーリ・ガガーリンは帰還後のインタビューで「地球は青かった」と語ったと報道されている。これは、後になって、やや誤訳だったとも言われているが、すでに名言として定着している。通常、我々は青い空を見上げるのであるが、宇宙からは、これを逆に上から下に見る。空を上から見ると青いベールをかぶった地球が見え、この上なく美しい。宇宙へ行った宇宙飛行士は、例外なく、この「青みがかった地球」の美しさに魅了されている。したがって、宇宙旅行とは、一義的には、地球を離れ、宇宙から母なる地球を眺めその美しさに魅了され、さらに宇宙の中での地球の存在を認識させられる旅と言えるかも知れない。
 そもそも、観光旅行の素晴らしさは、日常を離れて、非日常的な場に自分を置いてリフレッシュするところにある。その意味で、宇宙には、すでに述べた「漆黒の宇宙に青く美しい地球」という非日常性の極致があるのだが、加えて、もう一つ、「無重力」という「非日常性の極致」がある。無重力の世界では、上も下も無い世界が拡がる。何の拘束も無い解放感を味わう事ができる。宇宙船の船内を泳ぐように進むことも出来るし、数百kgの重量物も小指1本で動かすことができる。さらに、もう一つの「非日常性の極致」を上げるとすれば、それは殆ど「真空」だということである。宇宙船の中にとどまる限りは問題ないが、宇宙船を離れ宇宙空間に出るためには、宇宙服をまとわねばならない。真空であるということは、飛行機の翼もジェット・エンジンも機能しない世界である。したがって、宇宙旅行のための唯一の交通手段は、ロケットかロケット・エンジンを装備した宇宙船となる。このように、宇宙旅行とは、地上では考えられない「非日常性の極致」の世界にロケットという乗り物で赴く旅であり、「物見遊山」的な一般の観光旅行とは完全に一線を画している。一定の人生観と覚悟を要するアドベンチャーと呼ぶべきものである。この点については、後でまた、述べることにしよう。
 ところで、一口に宇宙と言っても、一体どこからが宇宙なのであろうか?国際航空連盟 FAI(Fédération Aéronautique Internationale)は、地球の高度100 km以上の空間を「宇宙」と定義している。通常、人工衛星が軌道を回る高さは、低くても200数十kmであり、国際宇宙ステーションは約400 kmの軌道を回っている。100kmの高度というと大したこともないようにも見えるが、そこには漆黒の宇宙が拡がり、地球も丸みを帯びて見える立派な宇宙である。何より、宇宙飛行士は別として、100 kmの高度を超えた人類はそう何人も居ない。国際航空連盟FAIは、100 kmの高度に達した人間を「宇宙へ行った人間」として認定している。
 すでに、宇宙旅行の商品としては、様々なものが売り出されている。地球から遠い順、すなわち技術的難易度の高い順に並べると、次の様になる。これらの中で、二番目の地球軌道飛行は、すでに10年以上前から実現している。
 ① 月旅行(月の裏側を通過する軌道を巡って帰還)
 ② 地球軌道飛行(国際宇宙ステーション滞在、将来は宇宙ホテル滞在)  
 ③ サブオービタル(弾道)飛行
 次の章から、順にこれらの宇宙旅行商品について、少し詳しく述べてみよう。

2.「115億円の月旅行」 1人購入済み - 2017年実現か? 

アポロ8号で人類が初めて見た月の裏側から見る地球の出。同じ光景を民間人も見られる? 出典:NASA

アポロ8号で人類が初めて見た月の裏側から見る地球の出。同じ光景を民間人も見られる? 出典:NASA

 昨年2012年2月のNHKニュースで、このニュースが報道され、私は一瞬耳を疑った。確かに、かつて、2005年に、米国スペース・アドベンチャーズ社の100億円の月旅行商品を、代理店を勤めるJTBが記者会見で発表し、これがNHKの夜7時のニュースのトップを飾り、世間をあっと言わせたことがあった。しかし、私は、そもそもが、多分にスペース・アドベンチャーズ社のアドバルーン的宣伝の性格が強い商品と思っていたし、その後、JTBも代理店契約を打ち切ってしまっていた。ところが、今回の報道では、かなり具体的に、すでに一人の大富豪が、1億5000万ドル(約115億円/当時のレート)のチケットを購入済みであり、もう一人も前向きに検討中で、これが決まり次第、2017年の実施を目指す、と報じられた。つまり、最少催行人数2名のパッケージ・ツアーである。基本的に無人操縦可能であろうが、添乗員兼パイロットが1名乗務し宇宙船の操縦に当たる。
 月旅行と言っても、月面に着陸する訳ではない。ロシアのソユーズ宇宙船に乗って一旦地球軌道に入った後、別ロケットで打ち上げられた推進ユニットとドッキングし、その後、長円軌道で月に接近し月の裏側を回って地球に帰ってくる。歴史上、月に行き、月の裏側を目視したのは、アポロ計画でのたった24名の宇宙飛行士のみである。着陸はしないものの、民間人として初めて月に行けば、間違いなく歴史に名を刻むに違いない。
 しかし、私は、個人的には、万が一タダでどうぞと言われたとしても、なかなか参加を即答する勇気を持てない。似たようなソユーズ宇宙船の月飛行は、過去、ソ連時代に、ゾンド5号~8号という名前で無人で4回実施されたが、完全な成功は1度だけであった。旅行商品としては、いささかリスクが大きいようにも思える。しかし、勇気ある大富豪の方は、どうぞ、歴史に名を残されては如何でしょうか?

注:本原稿の校了寸前の12月6日に、NASAの出身者らが立ち上げた米国の民間企業ゴールデン・スパイク社が、「月面着陸ツアー」構想を発表し、NHKでも報じられた。2人1組でおよそ14億ドル(日本円でおよそ1150億円)の費用で2020年までの実現を目標としている。月旅行も徐々に本格化しそうである。

3.宇宙旅行の草創期 - ソユーズによる軌道宇宙旅行

宇宙旅行体験の講演を行う初の民間宇宙旅行者チトーさん<br>出典:NASA

宇宙旅行体験の講演を行う初の民間宇宙旅行者チトーさん
出典:NASA

 実は、民間人による宇宙旅行は10年以上前から既に始まっている。アメリカのスペース・アドベンチャーズ社がロシア宇宙局と契約し、国際宇宙ステーション(ISS)に人員と物資を補給するフライトに便乗する形で、ソユーズ宇宙船の1席を買い取り、2001年4月にアメリカの実業家デニス・チトー氏を軌道に送り国際宇宙ステーションに9日間滞在させた。この宇宙旅行でチトー氏が支払った旅行代金は当時で約20億円と言われている。大富豪でなければ、とても支払える額ではない。
 同様のソユーズ宇宙船/国際宇宙ステーション訪問の宇宙旅行は、次いで2002年に南ア連邦の大富豪マーク・シャトルワース氏が行なうなど、現在までに7名8回が行なわれている。日本人では、元ライブドアの榎本大輔氏が同様の宇宙旅行を行なう予定であったが、訓練課程で健康上の理由で不適格とされ実現しなかった。
 前出のソプラノ歌手サラ・ブライトマンさんは、早ければ2015年10月にも、ソユーズで国際宇宙ステーションに赴き、宇宙から美しい歌声を聴かせてくれるはずである。
 このソユーズ宇宙船による宇宙旅行は、地球周回軌道に入り国際宇宙ステーションにおける9日間の滞在を含むことから、正に本格的な宇宙旅行と呼ぶに相応しいものである。しかし、この旅行商品を享受できるのは、最近では40億円とも言われる旅行代金を許容できるごく一部の大富豪に限定される。

4.民間活力恐るべし - ドラゴン宇宙船の成功

スペースX社のドラゴン宇宙船<br>出典:NASA

スペースX社のドラゴン宇宙船
出典:NASA

 アメリカは、国家宇宙戦略として、有人宇宙活動でも、地球軌道上は民間に開放し、国家的には深宇宙を目指すという政策を打ち出している。スペースシャトル退役後、自前の輸送手段を持たないため、国際宇宙ステーションへの宇宙飛行士派遣は、ロシアのソユーズに頼り、一席あたり6千万ドル(約48億円/1ドル80円)を支払っている。そればかりか、物資の補給についても、日本の無人宇宙補給船「こうのとり」や欧州、ロシアの補給船に頼って来た。ところが、昨年5月に、かねてからNASAが民間企業に委託し開発してきたスペースX社のドラゴン宇宙船が、見事に国際宇宙ステーションへのランデブー、ドッキング試験に成功した。そして10月には、正式の物資補給フライトにも成功した。打ち上げロケットであるファルコン5型の開発も含め、民間ベンチャー企業が、これほど早く、しかも見事な成功を収めたことは、JAXAを含む多くの専門家を驚愕させたのである。実は、私も、その成功に懐疑的だった一人である。
 加えて、このドラゴン宇宙船は、カプセル型で、大気圏再突入後、無事帰還し物資を持ち帰ったのであるが、この帰還能力は、「こうのとり」や欧州の補給船には、未だ無い能力であり、はるかに先んじている。このように、日本や欧州が国家プロジェクトとして宇宙補給船を開発したのに対して、従業員数2000人にも満たない一民間企業が、それを凌ぐ宇宙船を、打ち上げロケットごと、開発してしまったのである。しかも、日本の「こうのとり」がH2Bロケットも含めて、総費用約250億円なのに対して、ドラゴン/ファルコン5型ロケットは、約107億円と半分以下である。まさに、「民間活力、恐るべし」ではないか。

 さらに、ドラゴン宇宙船では、NASAの委託を受けて、有人宇宙船化を着々と進めている。早ければ、2017年に7人の宇宙飛行士を乗せて、国際宇宙ステーションに向かうことになる。その際の、価格は1席あたり200万ドル(約16億円)と言われている。民間用にも転用される場合、この価格は
 ソユーズよりは大分安いが、まだまだ大富豪向けである。期待されるのは、スペースX社が構想するファルコン5型ロケットの回収と再利用である。回収・再利用が行われるようになると、ロケットの費用が劇的に安くなり1/100になるとも言われる。旅行価格が1億円を切って数千万円のオーダーになれば、軌道宇宙旅行も、一般人が参加できる範疇に入るであろう。

5.一般向け宇宙旅行の本命 - スペースシップ2によるサブオービタル宇宙旅行

試験飛行中のスペースシップ2<br>提供:ヴァージン・ギャラクティック社

試験飛行中のスペースシップ2
提供:ヴァージン・ギャラクティック社

 一般向け、かつもっとも有望な宇宙旅行と目されているのが、サブオービタル(弾道)飛行による宇宙旅行である。軌道飛行に要する速度は秒速7~8キロであるが、弾道飛行の場合は、秒速1.2~1.3キロもあれば十分に100km以上の宇宙の高度に到達でき、ずっと少ないエネルギーで済む。エネルギーは速度の二乗に比例するから、ざっと40分の1のエネルギーで良い。速度エネルギーが少ないということは、大気圏再突入時の温度上昇も小さく、システムが簡単になると共に再使用が容易になる。この点は、宇宙旅行を産業として捉えた場合に極めて重要である。
 前章で、民間の力の大きさについて強調したが、サブオービタル宇宙旅行は、まさに民間主導で行われており、現在アメリカでは、Xコア社、ヴァージン・ギャラクティック社など数社が初飛行に向け開発にしのぎを削っている。すでに、全世界で合計925名の予約(2012年6月現在)がされており、価格的には、Xコア社の9万5千ドル(約760万円)からヴァージン・ギャラクティック社の20万ドル(約1,600万円)と幅がある。これらの中で、今年2013年にも実現が期待され、有望視されているのが、ヴァージン・ギャラクティック社のサブオービタル宇宙旅行である。

 ヴァージン・ギャラクティック社は、ヴァージン・レコード、ヴァージン航空で有名なヴァージン・グループの総帥リチャード・ブランソン卿が設立した宇宙旅行会社であり、Xプライズを獲得した運搬機ホワイトナイト/宇宙船スペースシップ1をスケールアップしたホワイトナイト2/スペースシップ2を開発中である。運搬機ホワイトナイト2により、高度16km付近まで宇宙船スペースシップ2を運び、切り離し後、ロケット・エンジンを点火、高度110kmの宇宙空間に達する。約4分間の無重力体験と、窓の外に広がる宇宙空間と地球の絶景が売りである。全フライトタイムは約2時間である。
 私は、決してヴァージン・ギャラクティック社のサポーターではないが、やはり同社のサブオービタル宇宙旅行を一番にお勧めする。その理由は、リチャード・ブランソン卿という大富豪が資金の手当てを保証していること、そして何よりヴァージン航空というエアラインがバックにあり、そのノウハウを活用している点である。すなわち、エアラインの運航の中で蓄積されたノウハウをフルに活用して、民間航空輸送なみの安全性と快適性を以って「宇宙旅行」を目指そうとしている点は評価できる。例えば、トータル8席という小さな宇宙船に、客席を減らしてまで、パイロットを2名(旅客6名)としているのは、その表れである。民間航空機ですら、客席数が9席以下であれば、法的にはパイロット1名で良いのである。なお-、パイロットは、何れもヴァージン航空からの移籍パイロットで、かつ元々はイギリス空軍出身のベテラン・パイロット達である。
 すでに、スペースシップ2をホワイトナイト2で上空まで運び、切り離した後、滑空して着陸させるテストは何度も行われている。実際にロケットを噴射するテストが間もなく実施され、早ければ2013年中にも、初のサブオービタル宇宙旅行が実現するかも知れない。大いに注目される。

 

6.宇宙旅行の安全性と「インフォームド・コンセント」

 最後に、宇宙旅行の安全性に触れておこう。というより、安全性を避けて宇宙旅行は語れない。一般に、旅行というからには、消費者は安全な旅であることを当たり前の前提にするのであるが、こと「宇宙旅行」に関する限り、一般の旅行商品とは異なってくる。
 民間航空の世界では、安全性を100万出発あたりの重大事故率の統計で評価する。2011年の世界の民間航空全体での実績値は「100万出発あたり0.41回」(IATA統計)であり、民間航空の安全性がいかに高いかがわかる。一方、宇宙飛行の安全性については、具体的なレベルを論じることは、なかなか難しい。過去の有人宇宙開発の歴史の中では、アメリカのスペースシャトルの2度の事故で各7名ずつ計14名の尊い人命が失われているし、ロシアのソユーズ宇宙船でも初期に2度の事故を起こし計4人の宇宙飛行士が犠牲となっている。しかし、最近の有人宇宙船の安全性は非常に高まっており、またソユーズ宇宙船による8回の民間宇宙旅行でも、何の問題も起きていない。
 冒頭でも述べたように、アメリカは、世界で唯一、商業宇宙旅行のための法規整備を2004年に行ったのであるが、その際、議会では、法案が廃案寸前となるほど、安全性を巡って白熱した論議があった。とはいえ、この法規整備により、アメリカは、宇宙旅行産業の育成に向けて大きく踏み出した。その一方で、産業育成と安全性との妥協点として、宇宙旅行の際の乗員および一般搭乗者に「インフォームド・コンセント」を義務付けた。アメリカ連邦航空局(FAA)の商業宇宙輸送室(AST)は、議会の指示に従い、商業宇宙旅行規則を2007年に発効させたが、この規則では、次のような「インフォームド・コンセント」を大前提に、規則全体を構築している。

インフォームド・コンセント
◎ 宇宙旅行事業者は次の事を一般搭乗者(旅客)に告知しなければならない。
 ● 死亡・傷害をもたらし得る既知の危険性の内容
 ● そのフライトで死亡・負傷に至る可能性のあること
 ● 連邦政府が宇宙船の安全性を認可していないこと
 ● 当該宇宙船の過去の運航実績、安全記録、故障実績とそれに対する処置
 ● 官民を問わずアメリカでのすべての有人宇宙飛行の安全記録(死者数、負傷者数を含む)
◎ 一般搭乗者(旅客)は、下記の内容のインフォームド・コンセント同意書を提出しなければならない
 ● 搭乗する宇宙船を明示
 ● そのフライトのリスクを理解し、そのフライトへの搭乗が自発的意思であることを記述
 ● 日付と自筆署名
◎ インフォームド・コンセントによって、万が一のことがあっても法的に一般搭乗者(旅客)あるいはその家族は、アメリカ連邦政府を訴えることはできない

 一見すると、インフォームド・コンセントを前提とすることが、宇宙旅行のリスク面を際立させているようにも見える。しかし、インフォームド・コンセントの考え方自体は、いわゆるアドベンチャーの世界では、決して特別なことではない。アメリカでは、スカイ・ダイビング、バンジー・ジャンプなどでインフォームド・コンセントが一般的であり、日本でもこれに類するものが少なくない。実際、サブオービタル宇宙旅行では、日本人を含め900名を越える多くの予約がなされているが、これらはすべてインフォームド・コンセントを前提としたものである。宇宙旅行とは、高額な上に、さらに一定のリスクが含まれるからこそ、壮大かつ魅力的なアドベンチャー旅行商品となっているのかも知れない。

執筆

橋本 安男

桜美林大学特任教授

*本記事は『航空と文化』(No.106) 2013年新春号からの転載です。

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