三式戦闘機「飛燕」二型6117号機の記録
文化財として修復された6117号機は、数少ない現存する「飛燕」の1機であるとともに、日本の航空技術の歴史を伝える貴重な航空遺産です。第二次世界大戦後に国内の航空機がほぼ全て廃棄処分される中で破壊を免れた希少な存在でもあります。本書は6117号機の現在の姿とその来歴、関連する資料をまとめたものです。
目次
第Ⅰ部 現在の「飛燕」6117 号機
第Ⅱ部:登録記号リスト 1 三式戦闘機「飛燕」とは
2 文化財としての「飛燕」の修復
資料編 1 「飛燕」6117号機の舵面羽布張り替え 長島宏行
2 「飛燕」6117号機の現存する塗装の測色
3 『「ハ60」41型発動機取扱法( 仮)』掲載の写真 および三式戦闘機「飛燕」二型の図面
4 横田基地および日比谷公園で撮影された 「飛燕」6117号機
5 日本航空機規格 航格第8609 航空機用塗料 色別標準
6 「飛燕」6117号機の図面
7 イギリス空軍博物館の五式戦闘機のディテール
書誌情報
- 編著
日本航空協会 航空遺産継承基金
- 監修
東京文化財研究所
- 発行
日本航空協会 航空遺産継承基金
2023年7年1日
- 発売
オフィスHANS
- ISBN
978-4-901794-09-1
- サイズ等
257 × 280 mm (A3変形判上製サイズ)
ハードカバー
304ページ
- 定価
11,000円 (本体10,000円)