世界の頂点を極める!
航空スポーツ
今年(2006年)はサッカーワールドカップの年であった。一昔前まで男の子に好きなスポーツを聞くと大半は野球と答えたが、最近はサッカーが一番人気らしい。それだけにドイツでの活躍を皆期待していたが、残念ながら予選を突破できなかった。トリノオリンピック荒川選手の金メダル、野球のワールド ベースボール クラシック(WBC)における奇跡的な優勝の後だけにサッカーファンのみならず多くの国民ががっかりしたものだ。
ところで、テレビ中継される人気スポーツとは別に、国民一般には余り知られていない種目に航空スポーツがある。世界の航空スポーツを統括し、世界選手権開催、空の記録を管理しているのは、国際オリンピック委員会(IOC)から空の種目の統括を任されている国際航空連盟(FAI:本部スイス)である。
昨年(2005年)はFAI創立100周年の記念すべき年であったが、この分野で世界の頂点を極めた日本人が何人もいた。何事であれ、世界の頂点を極めるには才能・努力・運の三拍子が揃わなければ成し遂げられない快挙である。その方々に対して改めて敬意を表すると共に小学生から54歳までという年齢幅の広さ、しかも資金面では国や企業の支援を殆ど受けていないことに注目願いたい。
貴方(或いはご家族)も今から始めれば世界の頂点に立つことが可能かも知れない。
(以下は2005年に世界の頂点を極めた日本人の実績:年齢は達成時)
FAI主催の青少年航空宇宙絵画コンテスト:金メダル 佐世保小学校6年生、竹内 翔祐さん(12歳) - 2006年も横浜緑小学校4年生、伏見 真凜さん(9歳)が金メダル受賞 – |
模型ラジコンヘリコプター曲技世界選手権:世界チャンピオン 浜松市の高校1年生、伊藤 寛規さん(15歳) |
模型ラジコンヘリコプター曲技世界選手権:団体優勝 (代表選手年齢15・32・32歳) |
模型ラジコン飛行機曲技世界選手権:団体優勝 (代表選手年齢18・29・49歳) |
スカイダイビング ワールドカップ女子フリースタイル:金メダル スカイダイビング ワールドゲームズ:総合3位 岡崎 葉子さん(34歳) |
グライダー女子記録:往復距離1,187kmの世界新記録樹立 森中 玲子さん(43歳) |
模型フリーフライト室内機記録:1分11.4秒の世界新記録樹立 石井 満さん(45歳) |
模型フリーフライト世界選手権:世界チャンピオン 金川 茂さん(54歳) |
又、今年(2006年)9月初めに群馬県太田市でラジコン模型飛行機とヘリコプターのアジアオセアニア選手権が開催された。2種目とも日本は団体優勝と個人1位から3位までを独占し完全制覇、開催国として面目躍如たるものがあった。
11月18-26日には栃木県で「第17回熱気球世界選手権大会」が開催される。関東で初めて開催される航空スポーツの世界選手権である。日本代表6選手が出場するが、日本はここ数年めきめきと強くなっているので、熱気球選手権で初の世界チャンピオン誕生も夢ではないと期待している。晩秋の北関東は晴天に恵まれることが多い。青空に34カ国70機以上のカラフルな熱気球が浮かぶ大会に是非応援にでかけませんか。