航空スポーツ事業の目的

航空スポーツの健全な発展を目指し様々な活動をしております。

航空スポーツとは

皆さんは「航空スポーツ」をご存知でしょうか?それは運動場でサッカーや陸上競技のスポーツをするように、大空で気球や飛行機、パラグライダーなどを操縦して、速度・高度・距離・曲技の技を競ったり、自由な飛行を楽しむことです。

航空スポーツはスカイスポーツやエアスポーツとも言われていますが、様々な種目のなかでもよく皆さんがTVなどで目にする機会があるのは熱気球、ハング・パラグライダー、スカイダイビング、鳥人間コンテストでおなじみの人力飛行機ではないでしょうか。
日本には世界レベルで活躍される方々も数多く、2015年からレース専用の小型飛行機を駆使したエアレースの世界大会が日本においても毎年開催され多くの観衆を魅了し、2017年には日本人パイロットが世界チャンピオンに輝き大変な盛り上がりを見せた記憶もお持ちかもしれません。

また、2018年にはアジアオリンピック評議会(OCA)が主催する「アジアのオリンピック」とも称されるアジア競技大会にてパラグライダーが航空スポーツとして初めて正式種目として認められ、日本オリンピック委員会(JOC)の日本選手団として参加し、金・銀メダルを獲得する快挙を成し遂げています。
その他にも、メディアなどでは取り上げられる機会が多くはありませんが、ラジコンの飛行機やヘリコプター部門の世界選手権ではこれまでに多くの日本人選手が優勝し、世界チャンピオンが誕生しています。
このように航空スポーツの分野は多岐多様に渡り多くのドラマがあります。

世界選手権以外にも国内チャンピオンを決める日本選手権が航空スポーツ種目ごとに数多く開催されていますが、こうした様々な航空スポーツを愛好し、活動している人々が現在国内には約2万人います。
当協会は航空スポーツの国際競技団体の国際航空連盟(FAI)に国内唯一の正会員として加盟しており、国内航空スポーツ統括団体として、その活動を支援すると共に航空スポーツの普及振興に日々努めています。

次世代への取り組み

戦争のために残念ながら開催中止となった1940年(昭和15年)の東京オリンピックではグライダーが正式種目になるなど、国内航空スポーツのルーツは飛行機やグライダー、模型航空機、気球などの競技でした。
その後、ジャンルは順次拡大し1980年代に日本経済がバブルを迎えた時期にはパラグライダーが大流行し、最盛期にはその国内愛好者数が3万人を超え過去に類を見ない人気の航空スポーツ種目となるなど、時代背景の変化とともにその範疇は多様化を続けてきました。そして現在では8つの航空スポーツ種目の統括団体(以下「航空スポーツ統括団体」)が国内に展開して大空での自由な飛行を楽しみ、さらには「技」を競い合う人々の活動をサポートしています。

しかし一方で、航空スポーツの世界も昨今の少子高齢化や、趣味の多様化などの社会構造の変化の影響を受け、年々愛好者の減少が顕著な状況に陥っている現状もあります。こうした状況を改善するために、当協会では次世代を担う若年層に航空スポーツを安全に楽しむ機会を提供することにより、空への憧れや科学する心、自然に親しむ心を醸成し、航空スポーツ愛好者の裾野拡大、航空文化の普及振興に努めています。
その一例が平成15(2003)年より実施している「理論と体験」を組み合わせた航空スポーツ教室「スカイ・キッズ・プログラム」です。

また、もう一つの柱として手軽に航空スポーツを楽しんでいただけるプログラム「こども模型飛行機教室」を日本模型航空連盟や国内ラジコン・プラモデルの模型業界団体の支援を受けて平成17(2005)より実施しています。更にこれらの体験型の普及振興プログラム以外にも「青少年航空宇宙国際絵画コンテスト」を平成12(2000)年より開催しており、例年全国の学校や絵画教室等から多数の応募をいただいております。
このコンテストでは日本航空協会会長賞や優秀賞等の作品を決定した後に、上位入賞作品を国際航空連盟の国際コンテスト「FAIヤングアーティストコンテスト」に出品をしており世界一の成績に輝く実績もあります。

おすすめ航空スポーツ事業情報

体験教室・絵画コンテスト
体験教室・絵画コンテストでは様々な航空スポーツ体験が可能です。

スポーツライセンス
スポーティングライセンスの申請についてはこちらからお申し込みください。

記章・技能証
記章・技能章の申請についてはこちらからお申し込みください。