令和６年度「空の日・宇宙の日」記念特別講演会
- 開催日時：
- 2024年9月3日（火）
- 14：30
- 共催：
- 日本航空宇宙学会、日本航空技術協会、日本航空協会
- 講師：
- 【講演１】「小型月着陸実証機SLIMによる月面着陸について」
ーJAXA宇宙科学研究所宇宙飛翔工学研究系教授 澤井秀次郎氏
【講演２】「エアバスA350で語る、最新の航空機システムの技術紹介～」
ー（株）JAL エンジニアリング 技術部システム技術室 エアバスグループグループ長 小林圭二氏
【講演1: 概要】小型月着陸実証機SLIMは、日本時間の2024/1/20未明に月面に着陸しました。SLIMは将来の月惑星探査に貢献する技術を習得することを目指した実験的な計画です。特に月などの天体表面の狙った地点に降りることができると示すことを狙っていました。「降りやすいところに降りる、から、降りたいところに降りる」時代を創る。このスローガンのもと、計画を推進してきました。本講演では、SLIMが行った実験について紹介します。
【講演２: 概要】エアバスA350型機は、機体の空力性能、重量の最適化、環境への配慮など、最新テクノロジーを結集し開発された大型旅客機です。また機体のDIGITAL化、IT化が進み、運航中に地上へ多くのデータが送信され、より高度な情報が入手可能になった結果、今注目の予測整備分野において大きな可能性を秘めています。A350を題材にして、運航乗務員・整備士、双方の目線で、最新の航空機システムのメカニズムと実運航における効果について説明します。