令和3年度「空の日」日本航空協会表彰のご案内
令和3年度、表彰の栄誉を受けられた方々は以下の皆さまです。おめでとうございます。
※2021年9月21日に予定しておりました式典は、東京都の緊急事態宣言の延長に伴い、延期しておりましたが、11月1日(月)に開催されました。
航空亀齢賞
長年にわたり航空宇宙の発展に尽力され、かつ数え年90歳になられた方に長寿を祝福する賞です。
榊 達朗 氏
元川崎重工業(株)取締役 航空機事業本部 副事業本部長
各種国産航空機の開発と国際的な共同開発および生産に尽力されるとともに、我が国の航空知識の普及と技術の向上に大きく貢献されました。
航空功績賞
航空宇宙に関する文化、科学技術および事業等の発展に著しく寄与された方やグループに贈る賞です。
大前 傑 氏
元全日本空輸(株)代表取締役 副社長 執行役員
航空運送事業において安全を最優先する企業文化の醸成・構築に尽力され、我が国の航空業界における安全文化の確立に多大な貢献をされました。
航空特別賞
社会的に航空宇宙の発展、思想の普及啓蒙に特に顕著な貢献をした方またはグループに贈る賞です。
JAXA災害対応航空技術チーム
(代表:奥野 善則氏)
災害救援航空機情報共有ネットワーク(D-NET)システムの研究開発および実運用への協力により、大規模災害時の救援活動ならびに国家的イベントの警備における航空機の効率的で安全な活用に多大な貢献をされました。
JAXA「はやぶさ2」プロジェクトチーム(代表:津田 雄一氏)
「はやぶさ」の技術を継承発展させ、10項目に上る工学上の世界初を含む小天体からのサンプルリターンを成し遂げてその技術を完成するとともに、宇宙開発の普及啓発において多大な貢献をされました。
空の夢賞
航空、宇宙に対する夢や希望を与え、または明るい話題を提供するなどユニークな貢献をした者またはグループに贈る賞です。
テトラ・アビエーション株式会社
teTraプロジェクトチーム
(代表:中井 佑氏)
国際eVTOL開発コンペGoFlyにおいて唯一の受賞チームとなるなど「空飛ぶクルマ」を研究開発する大学発のスタートアップとして次世代の航空の可能性を示し、多くの人びとに夢と希望をあたえました。
株式会社 SkyDrive
(代表:福澤 知浩氏)
社会実装に向けた公開有人飛行試験を日本で初めて成功させるなど「空飛ぶクルマ」を研究開発するスタートアップとして次世代の航空の可能性を示し、多くの人びとに夢と希望をあたえました。
株式会社Synspective
衛星システム開発部
(代表:新井 元行氏)
スタートアップとして世界トップレベルの合成開口レーダー(SAR)を搭載した小型衛星の開発により民間の小型SAR衛星(100kg級)では日本初となる高精度の地球観測画像の取得に成功し、宇宙技術及びそのビジネスでの実利用の可能性を大きく広げるなど、多くの人々に夢と希望をあたえました。
株式会社QPS研究所
QPS-SARイザナミプロジェクトチーム
(代表:大西 俊輔氏)
九州に宇宙産業を創出するべく 地場のパートナー企業と協力して開発した100㎏級小型SAR衛星において、分解能70cmという日本最高精細の地球観測画像取得に成功し宇宙技術及びそのビジネスでの実利用の可能性を大きく広げるなど、多くの人々に夢と希望をあたえました。
なお、本年度は航空文化賞、航空スポーツ賞の該当者はありません。